ケーススタディ | AliExpress
AliExpressが11.11に向けてリターゲティング戦略を最適化した方法
AliExpressは、世界を代表するECプラットフォームのひとつです。デスクトップサイトおよびアプリを通じて、中小企業が衣料品やアクセサリー、おもちゃ、園芸用品など多岐にわたる商品を消費者へ販売しています。
2020年、AliExpressはEMEA地域においてRemergeとパートナーシップを結び、世界最大のオンラインショッピングデー「11.11」に向けた一連のリターゲティング広告配信を企画・実施しました。同社は70〜80%の割引を提供しており、既存ユーザーにアプリ訪問と購入を促すための戦略が求められていました。
購入数の増加を目指して
課題
AliExpressは、2020年7月から11月にかけて、11.11向けのリターゲティング広告配信をRemergeと共同で実施しました。目的は、アプリを6か月以内にインストールしていたものの、まだ購入に至っていないユーザーを対象に、11.11の前後を通じてROAS（広告費用対効果）を向上させることでした。
戦略
ホリデーシーズンに向けて、さまざまなクリエイティブをテストし、11.11セールに最も効果的なテンプレートを特定しました。広告クリエイティブは、Remergeの社内クリエイティブサービスチームが制作し、パフォーマンスデータに基づいて継続的に最適化されました。
AliExpressのシニアユーザーグロースマネージャー (Senior Growth Manager) であるアレクセイ・ソボレフ (Alexey Sobolev) は、この取り組みについて次のように述べています。「この期間中に行った重要な施策のひとつが、フィード内の商品数を増やしたことでした。最初は100万点からスタートし、内部の処理能力を最適化することで600万点までスケールアップしました。これにより、広告インプレッション数が大幅に増加し、過去最高のROASを記録することができました。」
« 配信前に、Remergeと多くのテストを実施しました。製品プロモーションにおける最適な戦略を見つけるためです。2点から6点までの商品をクリエイティブに追加した分割テストを行い、11.11当日に使うための最も効果的なアセットを選定しました。 »
アレクセイ・ソボレフ (Alexey Sobolev), Senior User Growth Manager
結果
リターゲティング広告配信の結果、クリック率（CTR）は大幅に向上し、プロモーション前と比較してROASは100%増加しました。
さらに、2020年7月から11月の期間で、AliExpressはRemergeとの広告予算を3倍に拡大し、総流通額（Gross Marchandise Value）は4倍に成長しました。「これは、AliExpressのビジネスがより収益性の高いものになり、広告がより効果的に最適化されたことを意味しています」と、アレクセイ・ソボレフ (Alexey Sobolev) はコメントしています。
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